ステレオタイプなイメージとして女性は暴力的なゲームを避ける傾向にあると言われていますが、それは本当なのでしょうか？
Quantic Labが1266人のゲーマーに行ったアンケートによると、女性ゲーマーは「銃を使うゲーム」ではなく、「剣や魔法を使うゲーム」に興味を示すという結果が出たそうです。
・ゲームの世界感
どのような舞台設定（世界観）に興味を示すかという質問を行ったところ、以下のような結果になった。
興味を示した世界観の割合 青が女性で緑が男性
ハイ ・ ファンタジーやSFが全体的に高い。
男性は1位がSF、2位がハイ・ファンタジー、3位はポストアポカリプス。
女性は1位がハイ・ファンタジー、2位がSF、3位は中世ヨーロッパ。
男女間で最も差が出たのが第一次世界大戦・第二次世界大戦ものであった。
・武器
男性ならだれも好きであろう銃・レーザー・ロケットランチャー等の武器。女性は興味を示しませんでした。
ですが、女性は魔法・剣・ハンマーについては男性と同じくらい好意的な評価をしています。
興味を示した武器の割合 青が女性で緑が男性
女性は魔法の呪文や剣で人や物を殺しても気にならないが、現実的で従来型の戦争に関連した武器の使用は好きではないとしています。
・ゲーム内での陣営選択
ゲームでは陣営や派閥を選択するゲームがありますが、その派閥選びにも性別による好みがあります。
仮想戦略ゲームで自然・魔法・技術という派閥の中から1つを選べという質問の回答は以下の通りになりました。
女性は自然・魔法の派閥を選ぶ。男性の約半数が技術系の派閥を選択
女性は自然・魔法といった言葉に興味を示し。男性は技術に興味を示しました。
Quantic Labはこれらのアンケート結果から、女性が暴力的なゲームを避けるのは、ゲームの世界感が従来型の戦争であるから興味を示さないのではないかと推測しています。
ハイ ・ ファンタジーの世界感であれば、女性は格闘やシューティングといったゲームをプレイする可能性が高くなるとしています。
ソース：Female Gamers Want To Kill You, Just Not With Guns - Quantic Foundry
Study finds female players may not be into guns, but are still into killing - Kill Screen
